友人と話をしていた時に
「節税」という言葉が
出てきました。
節税とは
合法的な手段で
税金を節約することです。
節税と言うと
興味を示す人が
けっこういるようですが
本当に必要な人って
少ないんじゃないかなと思います。
事業に対する税金は
個人の場合だと所得税、
法人の場合だと法人税。
課税所得に税率をかけて
税金の金額が決まります。
課税所得と利益は
イコールではありませんが
基本的に利益が出ないと
これらの税金はかかりません。
赤字の場合は
税金の心配をする
必要はありません。
中小企業の7割が赤字法人だと
言われているので
7割の会社は節税なんて
考える必要はないってことです。
黒字の場合でも
単年度黒字だったら
前の年の繰越欠損金があるはず。
次年度以降も黒字が続くなら
いいけれど
また赤字に戻るなら
節税目的で購入した資産や保険は
さらに赤字を大きくするだけです。
節税を考えるより
まず安定して黒字経営を出来る
会社にすることの方が大事です。
そうなってから
節税を考えたらいいと思います。
では、そうなったとして
節税目的で何か
固定資産を買うとします。
固定資産なので減価償却をします。
減価償却費が利益を押し下げるので
節税になると言うのですが
本当でしょうか?
そもそも、その固定資産が
必要な物で使うならいいですが
使わない物なら
ただのお金の無駄使いです。
節税のために
お金を捨てているようなものです。
損にしかなりません。
使う物だったとして
減価償却費を計上している間は
たしかに節税になります。
では、
その固定資産が不要になり
売る時が来たとしましょう。
帳簿価格より
安くしか売れなかったら
やっぱり損になります。
損失の分だけ税金も減りますが
損失の全部をカバーできません。
逆に帳簿価格より
高く売れたら利益が出ます。
その分、税金も増えます。
利益の全部が税金で
持って行かれはしませんが
全部が残るわけではありません。
帳簿価格より
高く売れるかどうかは
その時になってみないと
分かりません。
節税保険などもありますが
ほとんどが税金の支払いを
先に繰り延べるだけです。
節税のために管理したり
考えなきゃいけないことが増えて
ハッキリ言って
面倒なだけなんじゃないの?
と思います。
信頼できる人に任せている
と言う社長さんがいますが
自分が理解できないものを
他人に丸投げして
本当に大丈夫と言えるのでしょうか?
MGでは節税は出てきません。
本当に大切なことなら
ルールに組み込まれるはずです。
そうじゃないから入ってないんです。
節税より他に
先に考えるべき大事なことが
いっぱいあるってことです。
~~~~~~~~~~~~~~~~
コッカラMGの開催情報
お申し込みはコチラから!
https://kokkara.plus/seminar
会社名 | コッカラマネジメント合同会社 |
---|---|
営業時間 | 9:00 ~ 18:00 |
定休日 | 土・日・祝日 |
Profile
公認会計士として監査法人に約10年間勤務。
リーマンショック後に中小企業の事業再生業務に就き、中小零細企業やその経営者の現状を知る。
経営戦略や会計の知識がないと、頑張っても報われない間違った努力になると痛切に感じる。
苦しんでいる中小零細企業やその経営者の力になりたいと模索している時、MGと出会う。
西順一郎先生に師事し、MGを学ぶ。
京都市を中心にMG研修(コッカラMG)を開催しています。
コッカラMGに参加したい方、社内研修にMGを導入したい方は、お問合せください。
☆理念
「MGを通じて強靭な会社を経営者と共に創り、日本経済を元気にする!」