海で遭難した！？　タヒチ滞在4日目

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タヒチ滞在4日目です。

今朝は早起きして自転車で
ランギロア島の散策からスタート。

まだみんなが寝ている時間に
活動開始するのは
気分がいいですね。

今日はどんないいことが
あるんだろうか！

今日も3本ダイビングです。
7時過ぎにはホテルを出発。

1本目と2本目は
何千匹？何万匹？のフエダイの大群、
カマスの群れ、ナポレオンフィッシュ
いろいろ凄いはずなんですが
すでに昨日も一昨日も見ているので
物足りなさを感じるという贅沢。

一緒に潜った仲間と
「なんにもなかったですね」
などと贅沢な感想を口にするまでに。

もしかしたらその思い上がりに
天罰が下ったのかもしれません。

3本目、
かなり流れの強いダイビングになると
事前の説明がありました。
でも、それはすでに
2日目に経験済みです。
「大丈夫でしょ」
そんなふうに思ってました。

3本目が始まって
フエダイの大群を追う
バラクーダの群れや
サメの群れを見れて
幸先良いスタートでした。

強い海流に乗りながら
ダイビングが進んでいきます。

すると、
あれ？僕一人だけずいぶん浮いてる？

気が付くとチームのみんなより
10メートルくらい上に
浮いてしまってます。

あわててみんなの深度まで戻ります。
でも、その後も
上へ上へと浮く力を制御できず
ジタバタしていました。

すると、フランス人のガイドさんが
「オレにつかまれ」
と合図してきました。

う～む、
もっと出来たはずなんだけどなぁ…

小さいプライドが傷つきましたが
海の中でプライドを優先させるほど
バカなことはありません。

身の危険、生命がかかっています。
ガイドさんを右手でしっかりつかんで
流れが強い場所を通過しました。

急流が落ち着いたので
手を放して自分でポジションを
維持しようとしましたが
やっぱりなんだかうまくいきません。

そうこうしていると
仲間の一人が流れに持って行かれて
遠くに離れてしまいました。

ガイドさんが救出に向かいましたが
2人は見えなくなってしまいました。

僕を含めて3人が
その場に取り残されてしまいました。

ガイドさんが音で「こっちだ！」と
合図を送ってきますが
目視ではまったく確認できません。

海の中で迂闊に動き回ると危険です。
僕らは3人固まって自分たちで
この場を切り抜けることにしました。

水中では会話できないので
目や手でのコミュニケーションです。
一緒にいたのが西研仲間の
3人だけでよかったです。

もし他の外国人客が混じっていたら
こんなにスムーズには
行かなかったでしょう。

こういう時は

誰かがリーダーシップを
取らねばなりません。

船頭が何人もいると
うまくいきません。

ガイドさんに助けてもらうような
自分ではないなと思ったので
僕は何も主張しませんでした。

ダイビング経験豊富な1人が
リーダーシップを取り始めたので
彼に従い海面浮上しました。

その時も安全停止で
留まることができずに
浮き上がってしまいました。

海面で浮かんで救助を待ち
無事に保護されました。
流された仲間とガイドさんも
無事に保護され
船の上で笑い合うことができました。

海の怖さを感じたし
プライドも傷つきました。

明日のダイビングはやめとこうかな…
一瞬頭をよぎりましたが
そんなことでどうする！

今日のダイビングは
「うぬぼれるな、へこたれるな」
というMGでよく聞く教訓を
体で教え込まれたと感じました。

楽しいとは言い難い経験でしたが
すごく良い経験だったと思います。

結果、みんな無事だったので

良い経験だったと言えて

本当に良かったです。

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