これってやり過ぎじゃない？

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今日は雨降りです。

穴に傘を差し込んだら

自分の手を濡らさずに

傘にビニールを被せてくれる

装置がありますよね。

近所のスーパーの入口に

その装置が置いてあったので

使って傘にビニールを被せると、

それを見ていた

欧米からの旅行者のおばちゃんが

すごい驚いた顔をしていました。

おばちゃんの母国には

そんな装置は

無いんでしょうね。

この装置、

手に荷物を持っていても

片手で傘を差し込むだけで

ビニールを被せられるし、

手も濡らさずに済む。

至れり尽くせりな装置です。

でもこの装置

本当に必要なものでしょうか？

雨の日にこの装置があれば

たしかに助かります。

でも、この装置があるから

雨の日はあのスーパーに行こう！

とはならないと思います。

スーパーはこの装置を

お金を出して購入しています。

お客様の手を煩わさないように…

そう考えて置いていると思います。

こうやって改めて考えてみると

とても親切だと気付きますが

使う側の客はどこまで

粋に感じているでしょう？

便利なので

あれば使いますが

僕は使っている時は

粋に感じてはいませんね…。

僕が鈍感なだけなら

反省します。

海外旅行に行って

買い物をすると

包装がかなり雑で

驚くことがあります。

普段、日本で当たり前だと

思っている包装が

じつはすごい丁寧なんだと

気付かされます。

包装って

捨ててしまうものだし

そこまでやらなくても

いいのでは？

そう考える方が

合理的な気がします。

日本人の細やかさや丁寧さは

海外から称賛される点ではありますが

やり過ぎとも言われます。

傘のビニールかけ装置も

もしかしたら

やり過ぎの1つかもしれません。

お客様は神様です。

それだと、やり過ぎになってしまう。

お客様はもちろん大切ですが

神様ではないし

偉いわけでもない。

商品に価値を感じて

購入してくださる。

それに誠意をもってお応えする。

それが基本です。

困っているお客様がいたら

サービスしてあげたらいいけど

それは特別だから価値があるわけで

自動装置でどうぞとか

画一的なサービスになると

価値は薄れると思うんですよね。

期待以上だと感動を生みます。

それが客のファン化にもなります。

どこまでやるか？

どんなふうにやるか？

考え直した方がいいことも

ありそうです。

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