本当にあった小さな会社の会計不正の話

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今、公認会計士の資格を

維持するのに必要な研修単位を

四苦八苦して取得しております。

研修動画を見ているのですが

けっこう面白いものもあります。

もっと余裕をもって見たいですね

会計不正の事例研究を見てて

僕が以前に出くわした

不正を思い出しました。

これは大企業の話ではないです。

小さな会社であった実際の話です。

社長、社長と旧知の経理部長、

社長の奥さんが総務事務、

営業と製造の社員さんが数名

という会社でした。

会社は赤字で経営改善が必要でした。

奥さんが飼っている犬を

会社に連れてきていて

帳簿を借りに行くと

その犬がやたら吠えてうるさい。

会社に犬を連れてくるなよ

と思ったのですが

それは言えない。

帳簿を見せてもらうと

消耗品費や雑費がけっこう

計上されていました。

この中身は何ですか？

と質問したのですが

経理部長も社長も

「分からない、なんだろう？」

と言います。

帳簿の入力は

社長の奥さんがやっていたので

ギャンギャン犬がうるさいけれど

質問しに行くと

「私、分からないです～」と言う。

分からないじゃ仕事は終わらないので

調べておいてください

と頼んで帰りました。

後日、会社に行くと

犬がおらず静かです。

社長の奥さんもいません。

あの件、分かりました？

と社長に聞くと

とんでもないことが分かりましたよ。

と言います。

聞いてみると…

予想外の顛末になりましたが

経費の流出は止まりました。

最初は小さな出来心だったのが

使い込みが見つからないので

歯止めが利かなくなり

何回も繰り返してしまった。

よくあるパターンです。

社長の奥さんが悪いのですが

会社のカードを

奥さんに渡していること、

奥さんに任せきりで

誰もチェックをしていないこと、

も問題なんです。

小さな会社でも

思わぬ落とし穴があるので

不正が起きない仕組みを

作りましょうね。

今年は毎月少しずつ研修受けよう…。

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