地域最安値宣言をしている人へ

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家の郵便受けに毎日のように

営業チラシが入ります。

普通はほとんど何も見ずに

そのままゴミ箱行きです。

捨てようとしたら

チラシのタイトルが目に入りました。

【地域最安値宣言！！】

と書いてあります。

ブログのネタにでもなるかな？

と思って捨てずに見てみると

給湯器のチラシでした。

150,000～250,000円の商品が

掲載されていましたが

それが安いのかどうか

僕には分かりません。

ですが、

他社より1円でも高い場合は

必ず安くします！

と注意書きで書かれているので

きっとかなり安い

価格設定なんでしょう。

チラシに書いてある会社名を

ネット検索するとHPがありました。

東京に本社があって

支社は神奈川、大阪、福岡、名古屋

にあるようです。

資本金や社員数は書いてなかったので

分かりませんが

本社支社あわせて5拠点もあれば

けっこう固定費はかかってそうです。

粗利益が固定費を上回らないと

赤字になってしまうので

最低でも固定費と同じだけの

粗利益を稼がねばなりません。

事業内容はガス機器設置工事のほか

ガス管、電気、水道工事も

やっているので

粗利益の決定要因は工事の受注数量と

請負金額にかかっています。

しかし、請負金額は

地域最安値を宣言しているので

超低価格です。

ということは

工事受注件数を伸ばしまくる

しかありません。

たくさん工事をこなさなければ

ならないので

現場は常に大忙しです。

しかし、超低価格なので

おそらく損益分岐を超えるのが

やっとなんじゃないかと予想します。

工事を常に受注し続け

今月損益分岐を越えたと思ったら

もう来月がやってくる。

やってもやっても終わりが見えない

無限ループ…。

現場社員は疲弊して

離職者が絶えない。

こんなのが果たして

良い経営と言えるでしょうか？

お客様に喜んでもらえる

価格設定にするのはいいことですが

それがただ単に安いだけというのは

安易に過ぎると思うんです。

安売りは自分たちの首を絞めます。

忙しい割には儲けは少ない。

こうなってしまいます。

人の資源が乏しい中小零細企業には

安売りはおススメしません。

価値を伝えて

適正な価格で買ってもらう。

その方がお客様に

使える時間も増えるし

納得のいく仕事が出来ますよね！

安売りで利益を出すには

どんなにたいへんか

MGでやってみたら

よ～く分かりますよ！

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