棚卸しってなぜ必要なの？

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12月も半分が過ぎましたね。

そろそろ月末、年末です。

日本の企業は

３月決算の会社が最も多いですが

次いで多いのが12月決算の会社です。

僕の実家の会社も12月決算です。

決算月には企業が必ず

やらねばならぬことがあります。

「棚卸し」です。

物を売り買いしている企業は

在庫を持っているので

その数を数えて

決算日現在の実数を

確定させることが必要です。

これを棚卸しと言います。

もう少し細かく言うと

実際に現物を数えるのが実地棚卸し。

日々の入出庫を記録している帳簿から

決算日現在の帳簿上のあるべき残高を

算出するのが帳簿棚卸しです。

MGでも両方やってますよね？

会社盤を見て実際に残っている

在庫の数を書くのが実地棚卸しです。

資金繰り表のタテ計した個数を使って

期末在庫の数を算出するのが

帳簿棚卸しです。

そして実地棚卸しの個数と

帳簿棚卸しの個数を突き合わせて

個数合わせをします。

正しい個数を確定するまでは

次に進めません。

棚卸しの結果が利益計算に

影響を及ぼすからです。

棚卸しは企業の決算にとって

かなり重要なことなのです。

ところが、

必ずやれねばならない棚卸しを

やっていない会社というのが

世の中にはあります。

まず、

帳簿棚卸しをやっていない会社。

日々の帳簿記録から

売れた分の消し込みをやっていない

あるいは能力的に出来ない会社。

僕の実家の会社がかつてそうでした。

その場合でも

現物にあたって実数を数える

実地棚卸しはやっています。

この場合、何が困るかというと

実地棚卸しをするまで

利益が分からないということです。

これでは会社の舵取りなど

出来ないので在庫管理をすることで

帳簿棚卸しができるように

改善しました。

もう一方の

実地棚卸しをやっていない

会社というのもたまにあります。

これは何が困るかというと

在庫の本当の数、金額が不明なので

決算書に計上されている

「たな卸し資産」の金額が正しいのか

どうか分からないことです。

決算書はその年の確定した数字ですと

税務署や銀行に出す書類でもあるので

それが正しいかどうか曖昧であるのは

非常に問題ですよね。

というわけで

企業にとって棚卸しは

とっても重要なことなのです。

実地棚卸しも帳簿棚卸しも

両方大切なので

もしやっていない会社は

両方するようにしましょう！

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