昨日の
税理士がMGを受けるべき理由
に引き続き
本日は
金融機関がMGを受けるべき理由
です。
銀行や信金の
営業マンや支店長も
社長さんとお話しする機会が
多いと思います。
(以下、銀行マンと書きます)
アドバイスを求められることもあるし
業績が厳しい融資先には
業績改善策について
話し合わなければならない。
そんな時に
経営や会計を分かってなかったら
かなりトンチンカンなことを
言うことになってしまう。
もうずいぶん前だけど
事業再生の仕事をした時に
銀行マンがぜんぜん分かってなくて
驚いたことがあります。
事業再生先の会社は
4~5つの部門があったので
銀行から部門別損益を出せと言われて
経理と顧問会計事務所が
ヒーヒー言いながら作っていました。
その中に赤字部門があったので
赤字部門をどうするんですか!?
と銀行がかなりキツく
詰めていました。
赤字部門の閉鎖を検討するよう
銀行が迫っていたのですが…
僕がその部門別損益を見たところ
閉鎖したら
よけいに赤字が増えるやん!
粗利益を出せていない部門はなく
人件費とか家賃とか
その部門の固定費を差し引いて
赤字になっている状態。
赤字部門を閉鎖したら
なくなる固定費もあるけど
残ってしまう固定費もある。
たとえば人件費
社員さんのクビを切るなら
人件費はなくなるけど
クビを切る考えはなかったので
人件費はそのまま残ります。
閉鎖したら
その部門が稼いでいた
粗利益はゼロになり
さらに人件費は残るので
会社の赤字は拡大します。
また、本社経費を
各部門に配賦していたので
本社経費を差し引いて
赤字になってる部門もありました。
本社経費を差し引く前は黒字なので
その部門を閉鎖すると
回収できない本社経費が増えて
さらに赤字が拡大してしまいます。
そもそも
本社経費を部門に配賦するのが
おかしい考えなんだけど
配賦するのが正しいと
思い込んでいる。
配賦基準によって
部門が負担する本社経費は
いくらでも変わるし
それによって部門の損益も
いくらでも変わるのに…。
部門の利益を見るのに
本社経費の配賦はおかしいから
やめましょうと言ったけど
なかなか理解してもらえなかった。
最終的には
配賦はやめてもらいましたが…
銀行の言いなりで閉鎖してたら
もっと赤字が拡大して
とんでもないことに
なっていたと思います。
世の中で普通だと思われている
本社経費の配賦や
原価計算の方法が
利益を考える上では
間違っていることがあります。
MGをやると
それが間違いであると
分かるようになりますよ!
銀行マンにだまされないように
社長さんはMGを受けた方がいいし
銀行マンもアホを脱出したかったら
MGを受けるべきですよ!
コッカラMG開催情報
会社名 | コッカラマネジメント合同会社 |
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営業時間 | 9:00 ~ 18:00 |
定休日 | 土・日・祝日 |
Profile
公認会計士として監査法人に約10年間勤務。
リーマンショック後に中小企業の事業再生業務に就き、中小零細企業やその経営者の現状を知る。
経営戦略や会計の知識がないと、頑張っても報われない間違った努力になると痛切に感じる。
苦しんでいる中小零細企業やその経営者の力になりたいと模索している時、MGと出会う。
西順一郎先生に師事し、MGを学ぶ。
京都市を中心にMG研修(コッカラMG)を開催しています。
コッカラMGに参加したい方、社内研修にMGを導入したい方は、お問合せください。
☆理念
「MGを通じて強靭な会社を経営者と共に創り、日本経済を元気にする!」