個別に粗利益を見ないと何も分からない

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会社全体の粗利益しか

把握できない会社がありました。

この会社は部署が

大きく分けて2つあり、

問屋への卸売り部門と

小売店への卸売り部門です。

問屋向けの売上高は

大きくなりますが、

じつは利幅はかなり薄い。

利幅が大きいのは小売店向けです。

しかし、売上高だけ見ると

問屋への卸売り部門は

けっこう大きな金額になるので

「オレたちは稼いでいる！」

という気になるようでした。

社長も感覚的には

分かっていましたが

ハッキリした数字で

個別の粗利益は出せていない。

なので会議をしても

売上高中心の話になり、

問屋部門の利益貢献は

少ないだろうと思いつつも

そこに切り込めずに

終わっていました。

この会社は

みんな忙しくしている割に

残る利益はそれほど多くなく、

利益改善が課題でした。

ですが、

先に書いたように

話が売上高で止まってしまうので

社長は非常に歯痒く思っていました。

個別の粗利益が見えるようにしたい！

それが社長の願いでした。

当初はシステムを入れようと

動いていましたが

なかなか商流に合うシステムがない。

何度も導入を試みて失敗して

お金だけが出ていきました。

僕もシステム開発会社を

紹介したのですが

それが見事にコケてしまい…。

もう今はお金をかけれない。

お金をかけずに

個別の粗利益を

見れるようにするには…。

そこで僕が一念発起して

今年のはじめから

在庫データと販売データを

マイツールに貯めることにしました。

入力するデータ量が膨大になるので

気が引けていたのですが

僕がやるしかないな、と。

その結果、

営業担当者別

得意先別

商品別

の売上高、原価、粗利益が

出るようになりました。

出るようになったというか

マイツールに貯めたデータを

どう料理するかは

その人次第なのです。

データ（材料）さえあれば

いろんな料理を作ることができます。

なのでデータさえあれば

さっき挙げたものを

月次推移や年次推移の形で

取り出すこともできます。

社長は

ということで

粗利益を中心に

会議ができるようになりました。

何が言いたいかというと、

ということです。

同じようなことで

お悩みの方がおられたら

ご相談ください！

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