期末の風物詩、たな卸し

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12月もあとわずかとなってきました。

12月決算の会社だったら

MG風に言うと

「残り5行」を切ってる！

という状況ですね。

期末になると会社では

通常、あることを行います。

「たな卸し」です。

たな卸しとは

在庫の数をかぞえて

残っている数量を確定し、

帳簿数量と突き合わせる

一連の作業を言います。

たな卸しをやることで

在庫金額が確定し、

費用になる売上原価も確定します。

たな卸しは決算に必要な

重要な作業なんです。

もし、在庫があるのに

たな卸しをやっていないとなると

決算書の金額は大丈夫？

となるわけです。

僕の実家は商売をしていて

12月決算なので

今まさに

たな卸し作業に入っています。

在庫点数が多いと

決算日だけでは終わらないので

数日間かけて行うんです。

まだ営業日が残っているので

たな卸しをやってる最中にも

在庫が動くことがあるので

そこは注意が必要です。

僕が子供の頃は

家と会社が一緒くただったので

会社の様子がよく分かりました。

なので、

たな卸しの作業が始めると

あ～、年末だなぁ

という気持ちになります。

さっき、たな卸しとは…

でサラッと書きましたが

たな卸しには2種類あります。

1つは

現物にあたって数える

実地たな卸し。

もう1つは

帳簿上の数量を計算し

帳簿上あるべき残高を出す

帳簿たな卸し。

たな卸しと言うと

実地たな卸しを指している

ことが多いですが、

帳簿たな卸しがないと

不正や漏れがあっても

分からないという問題があります。

誰かが在庫を横流し

していたとします。

横流しなので

会社の帳簿には載りません。

帳簿たな卸しをしていないと

帳簿上、これだけ出荷しました

という計算をしないということです。

実地たな卸し分を引っこ抜いて

残りは全部、売上原価です

というふうに計算します。

なので、横流しの出荷が

正しい出荷に混ざってしまい

分からなくなってしまいます。

また、別の場所に在庫があるのに

たな卸しの時にそれを忘れていたら

数えられないので

帳簿に載っていない在庫が

生じてしまうこともあります。

帳簿たな卸しもやって

たな卸しなんです。

数えて終わりじゃなくて

帳簿たな卸しもやりましょう！

実家の会社はこの前まで

帳簿たな卸しを

やってなかったんですけどね(笑)

正確には、

できなかったんですが。

MGでは資金繰り表の15番で

たな卸しと書いた横にカッコ書きで

個数あわせと書いてあります。

これは実地たな卸しと

帳簿たな卸しの両方をやって

その結果を突き合わせる

という意味です。

MGはこんなところまで

作り込まれているんですよ～。

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