苦労は買ってでもした方がいいのか？

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最近は精神論や根性論は流行りません。

僕は昭和生まれだし

学生時代の部活の練習は

怪我をしていても

休ませてもらえませんでした。

それが当たり前でしたが

今その感覚でやっちゃうと

古臭いと嫌われるでしょう。

実力や才覚があれば

辛く苦しい下積みなんて

明るく楽しくショートカットして

成功したって構わないんです。

でも、今日聞いた話は

コテコテの昭和根性論でした。

就職した会社では

上司から仕事以外の

私的な用事を言いつけられ、

休みの日でも呼び出され、

同僚は出世していき、

どんどん後輩にも追い抜かれ、

辞めたくても殴られるのが怖くて

辞めると言い出せず。

辛抱に辛抱を重ねて耐え忍び

だけど仕事だけは実直にこなす日々。

こんな話を今の若者にすると

「そんな経験、要ります？」

と言われそう…。

たしかに要らん気もするな…(笑)

でも、仕事に対する実直な姿勢を

見ていてくれた人がいて

それが後々彼を救うことになるんです。

そのひどい会社をクビにされ

独立して事業を始めることを

決意すると

いきなり仕事をもらえたのは

実直な姿勢があったからでした。

その後も紆余曲折あったようですが

今は立派な社長さんです。

自分の得意分野を活かした

やりたい事業を新たに始めて

活き活きされています。

これは成功したから

報われた良い話になってますが

成功してなかったら悲惨ですよね。

今日、話を聞くことも

なかったでしょう。

わざわざ要らぬ苦労を

する必要はないけれど

彼の話を聞いていて思ったのは

苦労した時の経験は

次に繋げているってことです。

若さと時間を搾り取られる

だけで終わらない。

そしてひどい上司のことも

反面教師として活かしている。

苦労の中に潜んでいる成功の種を

しっかり拾い上げているんです。

成功の種は苦労の中だけに

潜んでいるわけじゃないし

楽しくワクワクの中にもあるでしょう。

どっちから成功の種を見つけたい？

って聞かれたら

楽しくワクワクがいいに決まってます。

でも、苦労をしたら

取り返してやるって

ガッツが生まれる。

鍛えあげられて強くなる。

成功への渇望が強くなる。

苦労に耐えるだけの根性があるなら

苦労の道を選択してみるのも

いいでしょう。

「苦労は買ってでもしろ」って

以前は教えられたくらいですから。

価値はあるんです。

流行らないですけどね(笑)

あ、でもそれは

自分だけにしてくださいね。

他人に強要すると

今はあっさり辞めていきますから。

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