先日、会計処理に関する
質問を受けました。
仕訳はこれで合っているのか?
勘定科目はこれでいいのか?
今はこういう保存の仕方をしているが
こんなので大丈夫だろうか?
見たところ
仕訳に間違いはなさそう。
すごくマジメにやっておられて
書類もビシーッと整理して
保存されていました。
書類整理がずさんだと
仕訳の元資料を探すのもたいへんで
それだけで時間がかかります。
こうなると仕訳もいい加減だろうし
間違いや漏れもたくさんあるでしょう。
でも、
番号を付けて並べて保存されていたら
すぐに見つけることができます。
書類が整理整頓されているってことは
考え方も理路整然としており
そうそう間違ったりしていない。
ちゃんとしているのに間違う場合は
そもそもの考え方が間違っている時。
その場合はすべて間違うので
間違いも見つけやすい。
同じパターンを探せばいいからね。
今回は整理整頓・理路整然で
間違いもなかったので
これだけきちんとされているのは
珍しいくらいです。
と印象をお伝えしました。
日々の経理作業で
仕訳処理をしていくのは
最終的に仕訳処理の集大成として
決算書を作るためです。
なので出来上がりの決算書が
いかに分かりやすく
正確に作成されているか
が一番の関心事であるはずです。
ここで経理処理をする人が
陥る罠があります。
マジメな人ほど陥ります。
正確に処理しようとするあまり
非常に細かく分類するんです。
たしかに細かく分類すると
正確さは上がります。
しかし細かくし過ぎると
分かりやすさが失われてしまいます。
販売費及び一般管理費で
いったい何十項目あるんだ?
という決算書が出来上がります。
そうなったら見るのはたいへんだし
「ほとんど見ない」
ということになってしまいます。
たとえば
事務費と消耗品費が分かれてたら
そんなのどっちでもいいやろ!
分ける意味あるの?
と僕は思ってしまいます。
マジメな経理の人は
血眼になって細分化して
これは○○費だ、いや△△費か?
とやってますが
それをしても誰も喜びません。
部長も見ないし、社長も見ない。
税務署だってそんなこと気にしません。
資産と費用を間違ったりしたら
それはダメですが
あんまり細かく
費用を分ける必要はありません。
そんなことに時間をかけるなら
早く帰って休んだ方がマシです。
使えるもの、見て分かりやすいもの。
これを置き去りにしない
ようにしましょう。
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Profile
公認会計士として監査法人に約10年間勤務。
リーマンショック後に中小企業の事業再生業務に就き、中小零細企業やその経営者の現状を知る。
経営戦略や会計の知識がないと、頑張っても報われない間違った努力になると痛切に感じる。
苦しんでいる中小零細企業やその経営者の力になりたいと模索している時、MGと出会う。
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