先日、ある経営者さんから
なぜ事業を始めたのか
話を聞く機会がありました。
その方は後継者で
経営者となって5年という経歴です。
父親が先代社長でしたが
まったく家業を継ぐ気もなく
継げとも言われたことがなかったので
畑違いの仕事に就いて
勤めていたそうです。
実家の会社は父親の代で終わるか
誰か社員の人が継ぐんだろう。
その程度に思っていて
勤め人として順風満帆な人生を
送っていたそうです。
ところが
元気にしていたお父さんが突然倒れて
急逝してしまいます。
葬儀のために実家に帰っていた時に
会社の経理の方が来られ
明後日から税務調査が入るので
これこれ、こうしていいですか?
と聞かれたそうです。
聞かれても何も分からないし
え?あぁ、そうですか。
そうしてください。
としか言えません。
経理の人は頼りにしていた社長が
直前で突然いなくなり
自分がどうにかしなきゃいけないと
必死だったのでしょう。
また別の日に
古参の幹部社員の方が来て
と頼みに来られたそうです。
それまで全く考えてなかった
会社を継ぐという選択肢が現れ
しかも、継がないという選択はない
と感じたそうです。
今の自分があるのは
実家の会社があったからで
そのおかげで学校に行けて
自由にやってこれた。
その会社が社長を失って困っている。
会社を支え続けてくれた
社員さん達が困っている。
それを知らん顔して
継ぎませんというのは
男として人間としての
道義に反するだろう。
使命を感じて
すぐに勤め先に辞表を出して
実家の会社を継いだそうです。
何にも分からず継いだけど
そこから自分の世界が広がり
今は会社を通じてやりたいことや
夢がいっぱいあって楽しい!
と話しておられました。
最初はやりたい仕事では
なかったかもしれないけど
使命が生まれてから
仕事に対する向き合い方が変わり
楽しいものに変わっていった
ってことですよね。
やりたい仕事が無いとか
仕事が楽しくないとか言ってるのは
使命を感じてないからでしょう。
やりたい仕事を探すんじゃなくて
誰を救いたいか
何に役立ちたいか
使命を見つければ
自分は何をすべきか
仕事が見つかるってことですね。
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Profile
公認会計士として監査法人に約10年間勤務。
リーマンショック後に中小企業の事業再生業務に就き、中小零細企業やその経営者の現状を知る。
経営戦略や会計の知識がないと、頑張っても報われない間違った努力になると痛切に感じる。
苦しんでいる中小零細企業やその経営者の力になりたいと模索している時、MGと出会う。
西順一郎先生に師事し、MGを学ぶ。
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