全部原価計算、本当に使えないか試してみた

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今日はちょっとマジメな話。

MGは製造業を模した

会社経営ゲームです。

製造業なので

何か製品を作るわけです。

ということは

製品を1個作るのにいくらかかったか？

を計算せねばなりません。

そうしないと

儲けが分からないですからね。

これを原価計算と言います。

この原価計算には2種類あって

全部原価計算（FC）と

直接原価計算（DC）があります。

世の中で広く使われているのは

全部原価計算です。以下、FC。

製造業の会社が作っている決算書は

FCで作成されています。

しかし、

FCは科学的ではないという理由で

MGをする時はDCを使います。

何度もMGを経験している人は

FCとDCの理屈を理解しているので

会社の舵取りするのにFCは使えない

DCでやらないとダメだと知っています。

知ってはいるけど

実際にFCがどれだけ使えないか

やってみたことはありません。

実業が製造業の人は別として。

というわけで

やってみました！

FCでMGをやってみるけど

参加しませんか？

とMG仲間から募ったら

さすが知的好奇心がある人が多い。

思ったより反応がありました。

ドタキャンがあったので

結局12名の2卓で開催。

やる前の知識としては

製造数量に比例する材料費と

製造数量に比例しない製造固定費を

ごちゃ混ぜにして原価を出すのがFC。

比例しない固定費を混ぜ込むことで

製造数量の多い少ないによって

1個当たりの原価が変わってしまう。

製造数量を調整することで

利益を操作できる。

ここまで知識として持っていました。

実際にやってみると

利益を多くするとか

少なくするのは分かるけど

金額を狙ってやるのは極めて困難。

操作するには相当手練れないと無理。

また、

製造量や期末在庫量の調整以外に

製造固定費に含める金額を

調整できることが分かりました。

これでも利益操作が可能。

FCはこれらを指南するコンサルや

本業以外の経理テクニックで

利益を出そうとする経営者を

生んでしまうんじゃないか

と思いました。

とにかく

FCの数字はシンプルじゃない。

これはやってみてよく分かりました。

シンプルじゃないものは

扱いにくい。

プロや専門家しか触れなくなり

ブラックボックス化してしまう。

シンプルなDCが良いというのが

よく分かりました。

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