内に閉じこもっていると損をする

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長崎に来ています。

目的は娘に会いに来たのですが

ずっと一緒ではないので

観光もしてきました。

まずはサラッと出島を観光～

と思って行ってみたら

展示物や説明書きが面白い！

1つ1つじっくり

見て読んで周っていたら

３時間以上経過していました。

出島とは

鎖国中の江戸時代に唯一ここでだけ

海外との交易が認められたという

特別な場所です。

出島では銅の取引が

盛んに行われたようです。

当時、銅は輸出品です。

その前は銀だったようです。

当時の日本で産出された金銀銅は

海外の相場からすると

かなり安かったみたいで

海外の貿易商人は喜んで

金銀銅を買っていったそうです。

日本で安く仕入れて

本国へ持ち帰れば

高く売ることが出来る。

そりゃあ人気が出ますよね。

世間相場よりも低い値段を付ければ

売るのは割と簡単です。

飛ぶように売れるから

儲かっているように

思うかもしれませんが

もっと儲けられるはずだった利益を

逃しています。

この逃してしまった利益は

帳簿には出てこないので

見えません。

これを機会損失と言います。

機会損失は見えないので

利益を逃していることに

ほとんどの場合、気付きません。

恐ろしいですね。

利益を逃しているのに

気付かないなんて。

定期的な取引で

機会損失が生じている場合

早く気付いて価格を是正しないと

とんでもない額の

不利益となってしまいます。

「値決めは経営である」とは

稲盛和夫氏の言葉です。

お客が出してもいいと思う

ギリギリので値段を見極めて

値決めをすることが

金儲けの最大のコツであり

経営の肝心かなめなポイントである

という事を言っています。

江戸時代はネットもないので

海外でいくらで取引されているか

鎖国している日本人には分かりません。

安すぎる値決めをしたために

かなりの量の金銀銅が

海外に流出してしまったそうです。

外に出て行って

見聞を広めておかないと

ビジネスで損をするってことですね！

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