ある会社で来月初めに会議をするから
そのための資料を作って欲しいと
頼まれました。
社長からの要望は
半期の損益状況が知りたい。
営業担当ごとの成績が知りたい。
そこで僕が作った資料は
1.年間予定固定費と粗利益のグラフ
2.各営業担当ごとの月別粗利益の表
この2つだけ。
ハイ、と渡すと
「売上高は?」
と質問がありました。
この会社では営業がお客様からの
値引き要請に簡単に応じてしまい、
十分な粗利益が確保できていない
ということが
過去に問題になっていました。
また、営業が自分の成績のために
売上を作ることに走って
安売りをしてしまうことも
問題になっていました。
あ、この会社はMGをしていません。
そもそも会社の皆が注目しているのは
売上高だったんです。
それを
大事なのは売上じゃなくて
粗利益ですよね!?
と意識改革してもらいました。
そして
粗利益が固定費を上回らないと
黒字にはならないということも
何度も伝えてきました。
大事なのは粗利益だと
分かってもらっていた
はずでしたが…
やっぱり
売上高が気になるみたいです。
何でなんでしょうね?
MGを繰り返しやらないと
売上はどうでもよくて
粗利益が大事なんだというのは
ピンとこないんでしょうかね?
利益をしっかり確保しようと
会議で伝えるのであれば
余計な情報(売上)は出さない方が
いいでしょう。
余計な情報(売上)を出すから
皆の目が売上に集まる。
注目してほしいのが粗利益であるなら
出すのは粗利益だけにすればいい。
そうすべきですよ
とお伝えして
売上情報は無しのままに
してもらいました。
染みついた売上至上主義を
ぶち壊すには
やはりMGを繰り返しやって
上書きしていくしかないと
思わされた出来事でした。
この会社の人たちには
いずれMGをやってもらいたいなぁ。
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Profile
公認会計士として監査法人に約10年間勤務。
リーマンショック後に中小企業の事業再生業務に就き、中小零細企業やその経営者の現状を知る。
経営戦略や会計の知識がないと、頑張っても報われない間違った努力になると痛切に感じる。
苦しんでいる中小零細企業やその経営者の力になりたいと模索している時、MGと出会う。
西順一郎先生に師事し、MGを学ぶ。
京都市を中心にMG研修(コッカラMG)を開催しています。
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「MGを通じて強靭な会社を経営者と共に創り、日本経済を元気にする!」