その報道、変じゃない？（破産のニュースを見て）

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本日、こんなニュースが。

医療脱毛大手の

アリシアクリニックを運営する

法人２社が破産申請したそうです。

僕はアリシアクリニックの名前を

聞いたことがありませんが

過去最大規模の消費者被害だそうで

その数は９万２千人！多いな！

脱毛複数回分を前払いするから

あと○回分残っているという人が

多いからでしょうね。

ネットニュースを見ると

負債総額124億円と書かれていますが

資産がどれだけあるか分からないので

債務超過の規模が分かりません。

なんかニュースの情報って

中途半端だなぁ。

大事なのは負債総額よりも

債務超過の額だと思うんだけど。

破産に至る経緯については

ピーク時163億円あった売上が

2年後に134億円に減り

多大な広告宣伝費がかさんで

7千万円を超える赤字を計上した

とありました。

広告宣伝費のかけ過ぎが

悪いみたいに書かれているけど

実際は同業との競争激化で

利用客の確保に苦戦したとあるので

こっちが主因じゃないの？

ニュースを見て釈然としないのは

記事を書いている人が

経営や損益を科学的に

捉えていないからでしょう。

おそらくですけど

競争が激化したのであれば

価格も下げていたでしょうね。

つまり

価格ダウンと客数減少。

これはかなり厳しいでしょう。

医療脱毛なので

原価はほとんどかからないと

想像できます。

ということは

アリシアにとって

一番痛いのが価格ダウン

次に客数減少

その次が固定費増加

最後が原材料アップ

という順になると思います。

なぜ、こんなことが言えるかというと

損益の図がだいたい想像つくからです。

図が分かれば

利益に影響を与える要素の

順位も分かります。

これは利益感度と言います。

利益感度が敏感なトップ１と２である

価格と客数が共に悪化したのが

破産の直接的原因だと思います。

それを引き起こしたのが

同業他社との競争激化。

競争を勝ち抜くために

多額の広告宣伝費をかけたが

客数増加には結び付かず

価格も上げられなかった…。

これが正しい流れだと思いますね。

想像ですけど(笑)

これは僕が会計士だから

分かるのではありません。

MGをやって

MQ会計を学んで

利益感度分析を知ったから

分かるんです。

知れば

ニュースの見方も変わります。

報道の仕方がおかしいなというのも

分かるようになりますよ～。

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